Mbpsとは?
Mbpsは「megabits per second(メガビット毎秒)」の略で、1秒間に100万ビットのデータを送れることを表します。回線事業者がプランを売るときも、スピードテストが結果を示すときもこの単位を使い、100 Mbpsのプランなら、表示された方向に毎秒最大100,000,000ビットを運べます。
定義
「M」はSI接頭辞のメガで100万を、「b」はビットを表します。通信速度は常に10進数の接頭辞を使うので、単位の段階はシンプルです。
1 kbps = 毎秒1,000ビット 1 Mbps = 1,000 kbps = 毎秒1,000,000ビット 1 Gbps = 1,000 Mbps = 毎秒1,000,000,000ビット
スマホの速度制限や音声のビットレートはkbpsで表されることが多く、320 kbpsの音楽ストリームは0.32 Mbps、Twitchが1080p60の配信に推奨する6,000 kbpsは6 Mbpsです。kbps→Mbps換算ならどんな値でも換算できます。光回線の速いプランは「1ギガ」「10ギガ」のようにGbpsで表されます。
MbpsはMb/sやMbit/sと書かれることもありますが、意味はどれも同じです。ただしMB/s(メガバイト毎秒)とは別物で、こちらは8倍大きい単位です。くわしくはMB/sとはをご覧ください。
プランの読み方:下り・上り・「最大」
「下り最大1 Gbps/上り最大1 Gbps」や「300/20」のような表記は、下り(自宅へ向かう方向)と上り(自宅から出ていく方向)それぞれの最大速度を示しています。下りは動画視聴、Web閲覧、ダウンロードに、上りはビデオ通話、ライブ配信、クラウドカメラ、バックアップに効きます。上りが下りよりずっと小さいプランも多いので、2つ目の数字にも1つ目と同じくらい注意を払いましょう。
日本の光回線をはじめ、家庭向けの回線はほとんどが「ベストエフォート型」で、表示されているのはあくまで最大値です。プロトコルのオーバーヘッド、Wi-Fi、ほかの機器の影響で、スピードテストで満額が出ることはまずありません。当サイトの経験則では、有線接続でプランの85%以上出ていれば良好です。
参考までに、米国の連邦通信委員会(FCC)は2024年にブロードバンドの基準を下り100 Mbps・上り20 Mbpsに引き上げました。これは普及状況を測るための基準で、個々の家庭への推奨値ではありません。
速度ごとに実際にできること
表では、各プランの85%を使えるものとし、4K動画1本を20 Mbps(YouTubeの推奨)、1080p動画1本を5 Mbps(Netflixの推奨)、1 GBのダウンロードは契約速度いっぱいで計算しています。
| プラン(下り) | 4K動画の同時再生数 | 1080p動画の同時再生数 | 1 GBのダウンロード |
|---|---|---|---|
| 25 Mbps | 1 | 4 | 5分20秒 |
| 50 Mbps | 2 | 8 | 2分40秒 |
| 100 Mbps | 4 | 17 | 1分20秒 |
| 300 Mbps | 12 | 51 | 26.7秒 |
| 500 Mbps | 21 | 85 | 16秒 |
| 1,000 Mbps(1ギガ) | 42 | 170 | 8秒 |
| 10,000 Mbps(10ギガ) | 425 | 1,700 | 0.8秒 |
2つの傾向が見て取れます。動画に必要な速度は控えめで、50 Mbpsでも4K動画を2本再生できます。そして、速度が2倍になるたびにダウンロード時間は半分になります。速いプランが真価を発揮するのはここです。通話やクラウドゲームを含め、自分のプランで何ができるかは回線速度でできることで確認できます。
何Mbpsあれば足りる?
家族が1日にすることの合計ではなく、同時に起きていることを足し合わせます。用途ごとに必要な速度があり、1080p動画なら約5 Mbps、4Kなら20 Mbps、1080pのZoom通話なら下り3.8 Mbps・上り3.0 Mbps、GeForce NOWの1080pクラウドゲームなら25 Mbpsです。そこに余裕分を加えます。当サイトの4人家族のプリセット(1080p通話2件、4K動画と1080p動画を各1本、ゲーム1人、Web閲覧2人、待機中の機器10台)では、余裕分30%込みで下り約50.2 Mbps・上り約10.0 Mbpsになります。
必要な回線速度の計算ツールなら、自分の家庭の組み合わせで計算し、合うプランも提案します。用途ごとの速度と出典の一覧は用途別の必要な回線速度にまとめています。
Mbpsをアプリの表示に直す
ダウンロードアプリはビットではなくバイトで表示します。Mbpsを8で割るとMB/sになり、100 Mbpsは最大12.5 MB/s、1 Gbpsは最大125 MB/sです。Mbps→MB/s換算ならどんな値でも換算できます。ファイルにかかる時間は、サイズをメガビットにして速度で割るだけです。1 GBのファイルは8,000メガビットなので、100 Mbpsなら80秒かかります。
要点まとめ
- Mbpsはメガビット毎秒。1秒間に1,000,000ビットで、常に10進数。
- プランは「下り/上り」で表され、ベストエフォート型の最大値として売られている。
- 1 Mbps = 1,000 kbps、1 Gbps = 1,000 Mbps、8 Mbps = 1 MB/s。
- プランは同時に起きていることの合計に余裕分を加えて選び、上り速度も確認する。
よくある質問
100 Mbpsは速いですか?
ほとんどの家庭には十分です。85%を使える前提で4K動画を同時に4本再生でき、1 GBのファイルは上限速度なら80秒でダウンロードできます。マンションの共用設備を使う光回線やVDSL方式では、100 Mbpsが上限のことがよくあります。
MbpsとGbpsの違いは何ですか?
1 Gbpsは1,000 Mbpsです。1 Gbps(1ギガ)のプランは、単純な容量では100 Mbpsのプランの10倍速いことになります。